「おー天気いいなー」

うん、いいね
それはそうといつになったら手離してくれるのかな、優太君

さすがにそこまで方向音痴ではないよ⁉︎


「俺背もたれほしいから壁側希望ー」

「いいんじゃない?」

「…俺は花蓮の隣希望」


そんなこんなで壁のあるところに決まったわけですが
奏はなんであたしの隣希望なんだ
ちゃっかり優太も隣だし

てか狭い
なんか…優太と奏が詰め寄ってくる
男2人に囲まれて…息苦しいわ


「あー!花蓮その卵焼きプリーズ!」

「げっ、ピーマンあるわ…花蓮食べてよ」


あたしの弁当からは卵焼きが抜けて代わりにピーマンの肉詰めのピーマンだけがやってきた

ちょい待て、肉どこいった
そう思いながらも優太のピーマンを食べるわけですが


「やっべ、間接キスじゃん(ボソッ)」

そう、呟いていたのは知らない