私はショック記憶がすっぽりなくなって


私はおばさん達に引き取られて
おばさんもおじさんも私を本当の娘のように
サトにぃたちも私を本当の妹のように
本当の家族のように暮らしていた

おばさんの仕事の海外転勤をきっかけに、私はおばさんとアメリカのおばあちゃん家に住むことになった

サトにぃ達とは年に2回会ってたから、全然寂しくなかった


中学1年の冬

夢を見た

女の人が出てきて
私にものすごく謝ってきた


って言って去った


それをお母さんに話したの

そしたら
「リンの本当のお母さんじゃないかな?」

って言われて


私、何言ってるのって
私のお母さんはお母さんでしょ?って聞いたの

そしたら、お母さんは眉を下げて
私の本当のお母さんの話をし始めた