慧を待ち伏せてた子達が居た

学年でも有名なギャルでケバくて香水ぷんぷんな子達だった

同じクラスの子も何名か居た


慧を見る度にキャーキャー言って

その声が頭に響き

私は立ち止まった


「大丈夫か?」


「あ、うん…」


キャーキャー集団が近づいてくる


「どこか痛いのか?」


「ううん…」


慧に近づく集団


「あのぉ〜、宝条さ〜ん」



「あ?」


不機嫌な時の声だ

そんな声でもキャーキャー言う集団


頭痛い……