慧が目を覚ました

「凜奈?大丈夫か?」


「あ、おはよ…うん、大丈夫……ごめんね?重かったでしょ?」


「あ?んなことねーよ、今車呼ぶから待ってろ」

私の頭をぽんぽんと叩いて
保健室から出ていった


「いいわぁ…青春ねぇ……あんなイケメンが彼氏だなんて…」


先生の中では私と慧は付き合ってる事になったらしい…


「慧…彼女居ると思います…」

「なーに言ってるのよ!逢沢さんの事好きじゃなきゃあそこまでしないわよ!」

「やぁ、でも彼女ぽい影がありまして…」

私なんの相談してるんだろ


「やぁね、落としちゃえばこっちのもんよ」


先生が一瞬カンナちゃんに見えた