「…あれ……」

目覚めると保健室に居た



慧がベッドに頭だけを置いて寝てる



「逢沢さん目覚めた?」


保健室の先生が声をかけてきた


「あ、はい…」

「ふふふ…いい彼氏ね?」

慧を見て笑っていた

「か、彼氏?」

「あら、違うの?お姫様だっこして急いで来たからてっきり彼氏かと思ったわ」


「違います違います」


私は否定した


「本当に家に連絡しなくていいのかしら?」

「え?」

先生が私に聞いた


「いや、逢沢さんのお宅に電話をかけようとしたら、宝条くんが止めたのよ、俺が病院連れて行きますから大丈夫です。って」


私は慧を見た。