私は意を決して電話に出た
「もし…もし…」
”リン……テレビ見たか?”
「うん……」
”そうか…俺もランもお前にちゃんと話したい今すぐ帰ってきてくれるか?”
「………」
”リン?”
涙が溢れそうだったが
慧が手を握ってくれた
「……いやだ。私、しばらく帰らない…」
”リン!?”
「今は、サトにぃ達の顔を見たくない…学校はちゃんといくから心配しないで。じゃあね」
私は一方的に電話を切った
「お前、家に帰らないってどうすんの?」
「ここに住む。」
私がそういうと
慧は笑った
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…