「ううん。信じるよ…この数ヶ月慧の近くにいたんだもん、慧が嘘ついてないってわかるよ」

私が慧の手を強く握ると、慧は頷いた


「ありがとな……」

そう言って天井を見上げた


「ところでさ…俺の事好きなんだ?」

ニヤッと笑った慧が私を見た


「え、いや、それは」

「何?嘘か?」


「嘘じゃないよ、ほんとに好きだよ?」

慧を見て答えると慧が顔を逸らした

「その上目遣いやめろ。俺が持たねぇ」

私の頭を撫でながらそう言った

「え…」

「下降りるぞ」

慧と一緒に下の階に降りると
夕ご飯が並べられて
皆が待っていた