’’うん、大丈夫だよ、ありがとう’’
と送ると
慧が携帯を見たのが見えた
’’無理すんなよ、放課後教室に迎えに行く’’
学校に来ているのはソウにぃから聞いたんだなと思った
私は「うん」と返事をして
残りの授業時間は眠りについた
「…ょ…ん……ちょっと!りん!」
ユイの声で目が覚めた
机からバッと顔をあげると私の目線と同じ高さの慧が居た
「まだ気分わりぃのか?」
「ううん、大丈夫!眠たかっただけだから」
「ならいいけど、行くぞ」
と私の荷物を持って先に教室を出た
ユイはニヤニヤして手をシッシと私に早く行けと合図をした