その日は、屋上には行かず
昼食もユイ達と教室で食べた

6時限目の国語は自習だった


私は教室の窓から

運動場でリフティングを頑張っている翔真を陰に座りだるそうに見ている慧と佑吏を見ていた

下手すぎて全然続かなくて2人は呆れていた
慧は携帯をいじり始め、佑吏は木にもたれかかって眠り始めた
そんな2人を見て翔真が文句を言っているのが見えた

ブーブーと私の携帯が鳴った


’’体調大丈夫か?’’


慧からのメッセージだった


しばらく携帯の画面を見ていると


「なんかいいことあった?」
とユイに言われた

「え?なんで」

「顔ニヤついてたから」

自分でもニヤついてるのが分かっていた