だから私は慧の後ろで
手を合わせた


「…いやーなんでもない。君が凰妃ちゃんかぁ…かわいーね」

手が私に近づくが
慧が手を掴んだ


「触れんじゃねぇ」


「弱愛中なんだねぇー。まぁ、くれぐれもお気をつけて」


私をみて
フッと笑って去って行った


私達も倉庫に向かった


その日はずーっとぼーっとしていて
皆に風邪かと疑われた


皆でご飯を食べていると

颯さんから電話が来た

出ないのは失礼か…

でも、ここで出たら


「ごめん…ちょっと電話出てくる。」


私はそう言って部屋に入った