颯さんにじゃあな
と言われ

「はい…また。」


と答えてしまった

車は去って行き


すぐに慧がバイクで来て


私を見た


「な、何…?」


近づいて鼻をクンクンとした


「昨日と同じ香水の匂いがする」

「えっ?」

私は制服の匂いをした

ほのかに香る程度だ

慧は、犬並みの鼻かもしれない


「そうかな?」


とごまかした



バイクに乗り倉庫に向かう



真っ正面からバイクがものすごいスピードで来て私達の前で止まった