「あのー、つかぬ事をお聞きしますが…暴走族の方なんですか?」


「あぁ」


ヤバイヤバイヤバイヤバイ


「あの、今すぐ降ろしてもらえますでしょうか…」


「なんでだ?」


外を眺めてる颯さん
運転手さんはチラチラ見ていて
私は冷や汗ダラダラ


「あの、実は私…いや、なんでもありません…」


今ここで私の素性をバラせば
慧達に迷惑がかかる


「関係ねぇよ」


「え?」


「あんたが、宝条と仲良いのかはわからねぇが、それと俺とあんたの間にんなの関係ねぇ」


確かに関係ないか

だけど…



着きましたと言われ、車から降りた