「はっ、こんな、暗い話してごめんね」
慧はゆっくり私の手を握った
「慧…?」
「お前、強いな…こいつもお前みてーに強く育ってくれるといいけど」
慧はマキちゃんを見た
「兄貴はマキが3歳の時に交通事故で死んだんだ、マキを乗せた車だったけど、その時マキは寝てたらしい、だから覚えてねーんだ…父親の事…それをマキに話す時が来た時こいつはお前みたいに強くなれるかな…」
「マキちゃんは強くなれるよ。大丈夫」
私は
手を強く握りしめた
慧はフッと笑って
だといいけど。
と言った
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