空を見上げて、大きく深呼吸をした。
星が沢山出ていた。

「はぁ~ぁ。。どうしよ…」
考えても仕方ない。
あなたはもう向かってきてる。
仕事の疲れ、あなたへの電話の時の妙な緊張感、彼氏に嘘を付いた事の罪悪感…解放感。。
色んな思いが入り混じって、やっぱり私は疲れていた。。

頭の中で考える。。
「…どれぐらい振りかな。1人の夜は。。今日は彼氏の顔を見なくていいんだ」
1人の夜など何ヶ月か振りだった。
仕事以外の時間はいつも彼氏と一緒。
ずっと縛られてきた。
…こうしてボーっと思い更ける事も本当に久し振りだった。。
普通のカップルなら、一緒にいられる事をすごく幸せに思えるハズなのに…。
「。。変なの…」
頭の中でそう呟き、それ以上は考えるのをやめた。。

…今日は解放されたのだから。。

それからまた空を見て、しばらく星を眺めていた。
風が気持ち良かった…。