バイトは夜9時に終わる。
終わったら電話しよう。
気を使わせてしまった事を謝り、心配してくれた事にお礼を言おうって仕事しながら考えてた。
でも、バイトが終わって、いざ電話しようとすると緊張でなかなか発信ボタンが押せない。。
「やっぱり電話は明日にしよう」とか「いや、今日の方がいいかな…」って頭の中でグルグル考えていて気が付けば、バイトが終わってから30分も経っていた。
「大丈夫!!少し話すだけだし、友達に電話すると思えば…」そう勇気を奮い立たせ、目を瞑りながらカウントダウンをした。。
「3・2・1ッ!」
発信ボタンを押した…。
「…かかっちゃった。。とりあえず名前だよね…?次は…。。」
1人、頭の中で瞑想していた。
呼び出し音が鳴っている。。
心のどこかで「出ないで…」って思ってた。
でも、もう遅い…。
戻れない。。
戻れなくなってた。。

「はい…」
。。出たッ!!