いつもの悠太の部屋で
お気に入りのCDを聴きながら
となりにいる愛しい人と過ごす時間
何をしなくても
そばに いられるだけで いい
ふたりの両思い記念日の
ショートケーキ2つ
ロウソクを つけて お祝いした
悠太に 渡したかったものが
私にはある
それは
バイトしたお金を貯めて
買った
私なりに一生懸命選んだ
悠太へのプレゼント
気に入ってもらえるか
すこし不安だったから
渡すとき すこしドキドキしたけど
愛しい人を思いながら
愛しいあなたの顔を思い浮かべて
あなたへの贈り物を選ぶその時は
その渡せるあなたの手が
そこになければ
その喜びは生まれない