私の家の前に 着く頃には

辺りは すっかり明るい景色に
変わっていた


こんな時間に 家に帰るのは

生まれて初めて

私の初めての朝帰り


きっと 母に 怒られる



私の家の門が見えると
私の足は 前に進まなくなった


悠太は 私の手をしっかり握って


「尚 俺ちゃんと 謝るから 入ろ」


悠太は 私に優しく微笑んで
優しい手で 私の頭を触った


きっと あなたも

あなただって


この私の家の門を開けるのは

すごく不安で きっと緊張してたよね