こんな風に
悠太と 一緒にいられるなんて

あの日までの 私は 思っていなかった




その幸せを 手にいれると

その手にいれた分だけ


失うことへの不安で 心が
押し潰されそうになるのは 何故



通学路の途中の公園を

私たちが通る頃

空は 明るくなってきていた



私が 悠太を好きだ と初めて言った
公園の水道


その場所だけ 空に続く道みたいに

朝焼けの光が 差していた