高校生になった 悠太は 前より
背も 顔も 声も ずっと大人になって
あなたの
その目が その手や 声が
私の心を もっと 今よりもっと
あなたへの恋を 夢中にさせていく
水道の後ろの 下駄箱から続く
部屋の入り口までの 外の渡り廊下
この場所で
初めて あなたを見たときから
私は ずっと あなたに恋してた
悠太に初めて恋した
私の初恋の渡り廊下
外は 冬の気温で すごく寒くて
渡り廊下は とても つめたくて
悠太の愛してるって声と
私の 小さな声と 吐くふたりの白い息
私の胸の悠太から もらった
ネックレスが
月の光に反射して
揺れるたびに キラキラしてる
星がたくさん見える きれいな空
私たちの吐く息が 夜空に
吸い込まれていった
悠太 約束してね
私をずっと抱きながら 愛してるって
言って
これからも ずっとずっと