中学卒業


悠太と過ごした 中学での3年間は

本気の好きから

本気の愛してる

に なっていった 3年間だった



それぞれ別の高校に なっても


悠太と交わした 指切りの「約束」

私は守れるよ ずっと悠太だけ見てる



私の頭を撫でながら

高校に行ったら 学校で泣いていても
俺は すぐに 尚の側に 駆けつけてやれない



と 悠太は 心配そうな顔で 私に言った


いつも 私が 大泣きする度に
いつも 悠太は 駆けつけてくれた




悠太 そろそろ
私は 泣き虫からも 卒業したい



泣き虫卒業証書を手渡して欲しい


夜になると なぜ涙が出るんだろう

静寂の闇のなかで

あなたを思うと 涙がこぼれてしまう