すごく痛くて


涙が こぼれた私に


悠太は

私の頭を優しく撫でながら

私の涙をキスで拭った



私の右膝の傷跡に キスしながら



愛してる 愛してる 愛してると

何度も 何度も 私の中で 言った


悠太の 尚 愛してる

って言う声だけは ちゃんと覚えてる




もっと今までより

距離が近くなれば

近くなるほど


愛してると伝えれば伝えるほど


他の誰かに 取られてしまう

不安が大きくなるのは


どうしてだろう