いつもの 公園を抜けて
悠太の家に 向かう途中に通る
小学校の通学路
この道を通る度に
私は 小学校6年生の
悠太と私のクリスマスの日の
思い出が よみがえる
あの頃の ふたりは
まだ 今より少し幼かった
そこから ゆっくり
少しずつ ふたりで
一緒に おとなへの一歩を歩いていた
「おじゃましまーす」
家の鍵を開けた 悠太の後ろから
私は 言った
悠太は 玄関を閉めながら
「今日 千葉のばぁちゃんち
泊まりに行ったから みんな留守なんだ」
みんな 留守なんだ…
悠太の家に
悠太と ふたりきり
いつもの 悠太の家じゃない
ように 思えたのは 気のせい?
悠太の家に 向かう途中に通る
小学校の通学路
この道を通る度に
私は 小学校6年生の
悠太と私のクリスマスの日の
思い出が よみがえる
あの頃の ふたりは
まだ 今より少し幼かった
そこから ゆっくり
少しずつ ふたりで
一緒に おとなへの一歩を歩いていた
「おじゃましまーす」
家の鍵を開けた 悠太の後ろから
私は 言った
悠太は 玄関を閉めながら
「今日 千葉のばぁちゃんち
泊まりに行ったから みんな留守なんだ」
みんな 留守なんだ…
悠太の家に
悠太と ふたりきり
いつもの 悠太の家じゃない
ように 思えたのは 気のせい?