「なぁ、翔太ー。 俺らはさ今度こそは護れるかな?」 僕と兄さんの髪を冷たい風が弄ぶ 「もちろん、今度こそ護るよ。」 脳裏に映ったのは雨の中泣いていた蒼生と 愛しい、愛しい忘れることのできない 「月(ルナ )」 ふわりと笑った彼女だった