「風華!!

やばいよー!
私たち1位2位独占ー!!」



えっ…??
嘘でしょ?


「なわけないじゃん!

私、100m走20秒台のやつだよ?」



「ホントなんだってば!

風華が1位だよ!すご!」



私が………

1位!?


ますますありえない。
まず、16秒台の智花を抜かすわけないでしょ!?


「風華!!

すごかったぞー!」



「颯斗…見ててくれたの…?」



颯斗が応援席から、かけつけてくれた。



「ったりめーだ!!

届かなかったか?
あの応援」



あ…やっぱり…あの応援は…。




「…ありがとう!」



素直に嬉しい。