「はや…と………」



…?


もちろん今のは私の声ではありません。


だったら…?



「智花………………?」



智花が、泣いている。



なんで……?



「智花、どうし」



「颯斗!!!!!!」



私の声を遮って、智花は颯斗に話しかける。


って!!!
私たちがここにいることバレたじゃん!



「智花…?


ふっ……風華!?!?」



なんでここに!?

そんな顔をして私を見ている。