「なぁ、颯斗、最近青木と仲良くね?」
「へ?風華?」
ドキッ。
移動中の私の行動を止める。
だって、この声は…
「別に、普通なんじゃね?」
颯斗だから。
それに、私の話題……!!!
ごめんなさいごめんなさい〜!!
颯斗ごめん…。
彼女がいるのに…。。
「実際、颯斗彼女いるけど、青木のことどー思ってんの??」
表情を見なくてもわかる。
颯斗に質問している人は、ニヤニヤしてる。
なんか口調でわかる。
面白がってるんでしょ。
颯斗に聞いても無駄じゃん無駄。
彼女一筋なんだから。
止めていた足を再び動かせる。
「……揺れてる」
ドクンーーーーーーーー。
動いた足を、また止めさせる。
い、今……なんて?
「えっ…まじで?」
颯斗の友達も、驚いてるっぽい…。
どうなってるの…?