「円香ちゃんっ、ありがとー。」
円香ちゃんにお礼を言って職員室に向かおうとする。
「ごめんふうちゃん、嘘だよ。
先生もう教室に行ったよ」
へ…??
う、うそって?
「あの場から助けるための嘘ついちゃった。ごめんね。」
「どういう…こと?」
状況がうまく掴めず、円香ちゃんに聞くことにした。
「えっとね、あの男子…私と同じクラスなんだけどね…。
あれ、ゲームなの。
ふうちゃんに告白したこと。
ゲームなの。」
げー……む?
「告白したことが、ゲーム???」
余計に意味がわからなかった。
告白がゲーム??
どういうゲームなの。