あれから数時間。


お昼も食べ終わり、5限目が始まろうとしているところ。



「なーなーちょっといい?」



トイレに向かおうとして廊下を歩いてる時のこと。



誰かわからない人に話しかけられた。
しかも、5人ぐらいいる集団に。

…でもこの人、同じ学年だよね。


「なんですか…?」


ちょっと戸惑ったけど、同じ学年の人だとわかったからなんとなく安心した。


「俺、君のことが好きです。」



さっき私に話しかけた人とは別の人が、私に向かって言う。





………………え?

すき…?




「えっ……?」



「だから、好きなんです。

付き合ってください。」




えぇ…………!?