その次の日、颯斗から「教えてもらった高校行くことになった」と教えてもらった。
自分のことのようにすっごく喜んだ。
飛んで喜んだ。
それからは、颯斗は熱心に勉強をし始めた。
颯斗が行くと決めた南高校は、地元でも有名な進学校のひとつ。
県で1番頭のいい高校に比べたらかなり下のランクだけど、南高校だって普通に頭がいい高校。
偏差値が65ないと行けない。
そんな颯斗は、偏差値58らしい………。
だから、行くと決めた日からずっと勉強をしている。
私は………高校に行っても颯斗の近くにいても…いいかな?
ーーーーーーーーそして時が流れ、中3の受験シーズンとなる、12月になった。
「とーもーかーぁ!!!
ここの問題わかんねぇ、まじで頼む教えてくれ。」
とても真面目な顔で私に問いかけてくる。
「えっ……ここ、中1の問題だよ!!
基礎しっかりしてなーーーい!」
………私たちはまた同じクラスになった。
3年間、連続で一緒のクラスだ。