キーンと自分の声が、自分の耳に響く。
風華、驚いてる……。
とっ、当然だよね…!
「…ご、ごめんふう「智花、ありがとう」
私の言葉は、風華の言葉によって遮られた。
「智花が言ってくれなきゃ、気がつかなかった。
ただ逃げてただけだね。
本当にそう思う。
自分勝手じゃんね、これじゃ。
決めた私!!
逃げない!!!!
自分の恋から、逃げない!」
そう決意した風華の目は、とても眩しかった。
そんな風華の目は、あの時の、颯斗の目と重なったーーーーーーーー。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…