「智花、やっぱり私好きだ。」


「ん。わかってるから。


んで、明日はホントに…それでいいの?」



………明日。


それは、颯斗の誕生日なんだ。




「でも、仕方ないことじゃん。
プレゼントなんて、あげれないんだよ…。」



「…風華が後悔しないならいいや。」


私の親友の、智花はそう言うと再び下敷きで仰いでいる。