気がつけば、いつのまにか屋上に来ていた。


本当は、立ち入り禁止の屋上なんだけど…。

鍵が壊れてて、いつでも誰でも入れる。




「ハァハァ…、風華、なんで逃げてんだよ!」



私だけが屋上に来たはずなのに、誰かが…いる。



「智花……??」


「そ。颯斗じゃなくて、悪かったわね。」




べっ、別に、期待してないよ。
大丈夫大丈夫。。



「それで…、なんで智花が??」


「心配だから来たの!

風華はすぐ1人で悩みこむからね!」


呆れた顔で言っている。

智花、私を心配してくれてるんだ。



「智花ありがと…。

大好きっ」


「それは颯斗に言いなさい。」



智花には、私のこの苦しい気持ちが、わかるかなーーーーーーー??