「………って、もう1限終わるじゃん!?」


「え、マジかよ。」


気がつけば、もう1限が終わる時間になっていた。



そんなに話してた?

そんなにはしゃいでた?




とても、短く感じて。
本当に楽しい時間だった。



颯斗は、ただ…

友達と長い時間話していた


としか思ってないだろうけど。






「よし、もう学校サボろうぜ。」


………は?


颯斗の言葉に、私は目を見開く。

な、なんですか。
大胆発言すぎる。


「もーいーじゃん。
2限から出るのもサボるのも一緒だって!」


「いやいや、違うってー!」


そういいながらも……

実は、嬉しかった。