「ほれ!
見てみな!!」
颯斗が、見れ見れしつこいから、怖くても…見ることにした。
そこには、颯斗と一緒に写っている、
花奏さんの、姿が。
「か、かわい…………。」
本当に可愛かった。
これは、お世辞とかそんなんじゃなくて。
ただ、本当に、可愛いだけ。
「だろ?
ホント、風華とは大違いの女の子だわぁ〜♪」
「はぁー?
颯斗クン誰に向かって言ってるのかなぁー?」
ぎゃはは!
とか
ひー!!
とか。
意味わかんない言葉を発しているけど、この時間で、今の胸の痛みを
和らげてくれれば、いいんだけど…な。