ーーーーーーーー………………は?



今、なん、て……?


「離れたくない。

杉瀬くんが…好きなの……!」



俺の着ているシャツを、掴んでくる。


葉山が、俺のことを…?



「う、うそだ、ろ……?」


「嘘じゃない…

大好きなの……」





________数分後、俺は気づかないうちに、葉山を抱きしめていた。
…それも、さっきよりも、強く。



「杉瀬くっ……!!


好きじゃないなら、こんなこと…しないでよ…」


俺の胸に顔をうずめながら言ってくる。
こーゆーとこが、いちいち可愛い。



「…バカ。


好きに決まってんだろ。」