颯斗のお母さんが病院にかけつけたとき、今までのことを説明した。 「ホントごめんなさいっ…!! 私のせいで…!」 1番辛いのは颯斗なのに、泣いてしまう。 ごめんなさいっ…!! 「風華ちゃんは悪くないのよ、颯斗も自分で選んだことだろうし。」 ニコっと優しく微笑んでくれた。 颯斗のお母さんは、私を一回もせめようとしない。 なんでですか…? 「っ…!! 颯斗…っ」 握っている手を、さっきよりも強く握った。