「どこいく?

…影あるとこでも行く?」



今日は晴天で、光が強い。
気を使ってくれたんだろうな、颯斗のことだし。



「うん!

なら公園にしない?
あの公園なら日陰あるかも」



ということで、公園にきた。


日陰になっている、ベンチに座る。



「あっちぃな、相変わらず。」


「だよね。」



_______それから私と颯斗は、他愛もない話ばっかをしていた。



「…………」



颯斗が急に無言になり、真面目な表情になった。



「風華」



「ん……?」




トクントクントクン。


私の胸が、高鳴り出した。