「ん、ならよかった!」
どっきーん!!!
もう胸に刺さりました。
その笑顔…反則です。
「ドリア…はおいしい?」
「おぅ!
食うか?」
へっ…!?
颯斗が使っていたスプーンにドリアを乗せて、私に差し出してくる。
…これってまさかの
間接キスってやつ…ですか!?
「え、あ、いや、その、えと、えっ…あの…」
今、私は絶対顔真っ赤だ。
やばいよ。
顔熱い。
「あ…意識しちゃうよな、ごめっ」
スプーンを戻して、新しいスプーンを用意してくれた。
そのスプーンにドリアをのせ、私に差し出してくれた。
「ありがと…」
ハムっ。
ドリアは熱くて、ふわふわしてて、とてもおいしかった。
「おいし!
私もドリアにすればよかったな!」
「な!おいしいな」
また、ありがとう、と颯斗に言って
パスタを口にする。