予行練習が終わり、今日は4限目で授業は終了。
智花も私も、明日に備えて遊ばず家でゆっくりすることにした。
「ただいまー。」
シン…
誰もいないよね。
まだ昼だし。
親は共働きだから、夜に帰ってくる。
〜〜♪
お昼の準備をしてると、着信がなった。
画面を見ると、"颯斗"。
な、なんで!!!
しかも電話…!?
ど、ど緊張します。
手が震えながらも、通話ボタンを押した。
「も…もしもし…。」
『あ、風華?
颯斗だけど!』
颯斗の声だ。
この声、私…好き。
「ど、どうした?
なにか用事?」
『いや…うん、そうなんだけど。
話早く片付いたんだ。
…学校、もう一回これない?
学校にいるんだけど。』
え……?
明日する話が、今になったってこと…?
「えっちょ!!!!
きっ、緊張してっ…!!」
期待していたけど、いざ!となると…!
悪い方に考えてしまうじゃん!
『まぁ、とにかく来てよ。
じゃあ待ってる。』
プツッ
と一方的に切られた電話。
………………ええぇぇぇええ!?