「あ…」

“やべっ!”

「これ…チョコ…?」

「あ、いや…これは、その…」

俺は慌てて鞄にチョコをねじこんだ

「響くんの嘘つき…」

夏奈ちゃんは肩を震わせながら走った

「夏奈ちゃん!待って!」

俺は夏奈ちゃんを捕まえて顔を見た

夏奈ちゃんは大きな目に涙をいっぱい溜めていた