バレンタイン当日―――…
“あー今日夏奈ちゃんくれるのかな?楽しみだな”
そう思いながら学校へ向かった
夏奈ちゃんとは帰りに待ち合わせしている
「翔ーおはよー」
「おぅ。お前の下駄箱ヤバイぞ」
そう言われ自分の下駄箱を見てみると、可愛いらしくラッピングされた箱たちが下駄箱からはみ出ていた
「え…このシチュエーション、マンガみたいだな…」
下駄箱には10個ほどチョコが入っていた
「あーあ。それ夏奈ちゃんに見付かったら嫌われるかもな」
「えっ!?まじで!?それは困る!」
「せいぜい見つからない様に頑張りなー」
“これどうしよ…帰りまでに食えるか?”