「えっ…」

「直接俺に関わる事じゃなくても、俺の気に障れば容赦しねーから。覚えとけ。友香にも手出すなよ?」

「なっ!」

「俺、忠告したからな?よほどの馬鹿じゃない限り、意味分かるよな?亜美ちゃんっ!」

笑顔で亜美に問い掛けていた琉だけど、目は笑っていなかった。

言われた亜美は、目を見開いて、少し歪ませた顔のまま、そそくさと病室をあとにした。


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