ここが、私達の通う教室…
入りにくいなぁ
「なぁなぁ、感傷に浸ってるところ悪いけど入らねぇ?」
「うん、ごめんね。えーっと…」
名前、忘れちゃった人なんだけど
誰だっけ?
「桜、俺のこと覚えてないな!?まぁ、お前は龍兄一筋だもんな。」
「その口調は、泣き虫で生意気な“葉”ね!?悪い?龍兄、かっこいいもん。あんたこそ、置いてかないで~ってよく言ってた時期があったじゃない!」
「今、関係あるかよ!ってか、何時のこと引っ張ってんだよ。」
ずっと、ずっっっっと引っ張ってやるんだから!!
「はい、お二人さんそこまで。先生の顔が怖いぞ。」
『え』
恐る恐る見てみると、角を生やしたo…
「鬼じゃないからな。琴川桜さん。初日から遅刻とはいい度胸ですね。その上、如月君とけんかですか。仲いいんですね?」
「や…その…ごめんなさい、先生!」
鬼、もとい担任の先生
とても、怒っていらっしゃいます。
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