数日後の放課後、1日の授業をサボってた俺は屋上から降りて玄関に向かってた。


そんなところで、廊下で見付けたのはかわいい女の子。


蘭子ちゃん!!


だけど……5人のギャル集団に連れて行かれてる?


嫌な予感して、俺は何気なく後ろを着いてくと誰もいない教室に入ってく。



何されてんの?


聞こえてきたのはギャル達の怒鳴り声。、


「お前マジうざいんだよ!男たらし!」

「ほんとよ!諒哉くんのことあんな扱いして!消えろよ!」

「諒哉くんに近付くなっつてんの!!」



俺のことで文句言われてる……。


蘭子ちゃんはなんも悪くねぇのに、腹立つ女達だな……。


俺が教室のドアを開けて、中に入るとギャル達の焦った顔。


「ち、違うのっ!諒哉くん!」

「迷惑してるだろうなって思って!」

「諒哉くんもこんな女に本気じゃないでしょ?」

「本気だよ。好きで好きでたまんねぇ。だからくだらねぇことすんな」



立って唖然としてる蘭子ちゃんの細い手首を掴んで教室を出た。


やっぱ、俺が守ってあげないとダメだ。


じゃないと蘭子ちゃんが潰される。


俺がボコボコにされるよりも何十倍、何百倍に痛い。