再び始まる演奏。

気付いたら、舞台には設計部のほとんどの人が集まり、揉みくちゃになって踊っていた。

他の課長や山田部長まで。

そして、会場も一緒に踊っている。




びっくりするくらい正確で安定感のある早弾きをしながら、一緒に飛び跳ねる戸崎さん。

だが、最後はギターを弾かずに、オタ芸軍団とオタ芸をしていた。

戸崎さんの背中で、黒いles paulが揺れていた。






何だか楽しい舞台だった。

見ているほうだけでなく、演奏しているほうも。

戸崎さんは天才。

俺はやっぱり戸崎さんを尊敬する。