フロアーが騒然となる。

女性社員が口元を押さえていた。

中山は真っ赤な顔をしていた。




もう!

なんでこんなことになるの!?







「遠藤様!こちらへ!!」




俺は優弥のシャツを引っ掴み、会議室の中へ放り込む。

優弥が口を開こうとしたが、先手必勝。

俺は早口でこう言っていた。




「ご用件は大したことないですよね?

ただいま熱いお茶とお菓子をお持ちしますから、黙ってお待ちください!!」




そして、ピシャリとドアを閉めた。





ドアの前で肩で息をする俺。

優弥の馬鹿!

心臓止まるかと思った。

俺の仕事中に直々に用があるって何事?

……F関係なら許さないから!!