「ごめん、唯ちゃん」




あたしは真っ赤になって蒼に背を向けた。

まだあたしの身体には蒼の余韻が残っていた。

身体が熱く、頭がくらくらする。




「夜にするつもりだったのにぃ」




蒼が言い訳がましく言う。




「ううん、夜だけじゃない。

すきがあったら何回でもするよ?

だって俺……」




そう言って蒼はあたしの身体に手を回す。




「唯ちゃんに、マジで惚れてるんだからね」