「俺も緊張してる」




蒼はそう言って優しく微笑み、あたしの身体に手を回す。




「当たり前でしょ。

こんなに好きな子と二人っきりなんだよ」




やめて。

あたし、おかしくなってしまう。




「俺がどんなに緊張してるか……

どんなに唯ちゃんを欲しいと思ってるか……

分かるよね」




熱い息が耳にかかり、身体の力が抜けてしまう。




「俺のカラダ……触って」






あぁ……愛しいよ。

蒼の全てが大好きだよ。

その手、その胸、その首、その瞳、その唇、その香りまで。

どれもこれもあたしを甘く刺激して、五感を麻痺させる。




蒼のこと、本当に大好き。

言葉じゃ表せないほどに。

あたし、これからももっと好きになる。

もっともっと無限に、蒼のこと好きになるよ。