伸ばされた蒼の身体にまたがり身を縮めるあたしを、蒼は優しく抱きしめた。 少し紅くなった顔、そのしっかりとした首筋、そして、湯船から覗くその鎖骨。 どれもこれもびっくりするくらい美しくて、刺激的で。 だけど蒼は無邪気な笑顔で、 「ふーっ。癒されるねぇ」 あたしに言う。 その子供っぽい言動すら反則。 あたしはこんなにガチガチなのに、なんで蒼はそんなに余裕なの?