「唯ちゃん、今日は何する?」 あたしは何でもいい。 蒼といれたらそれだけで幸せ。 「映画だったら俺、きっと寝るし……」 そう言いながら、クローゼットの中の服を漁る蒼。 蒼の服がくしゃくしゃになって部屋に飛び出してきた。 「買い物でも行く?」 その言葉に、 「うん!」 元気よく頷いていた。 何だっていいよ。 蒼の隣にいることが出来たら。 あたしはそれだけで満足。